予防診療
ときのしま動物病院では、どうぶつたちが健やかな日々を過ごせるように予防診療に力を入れています。
当院で実施しているワクチン接種、フィラリア症予防、ノミ・ダニ予防、避妊・去勢手術、マイクロチップ装着についてご案内します。
また、来院時に緊張してしまうわんちゃん・ねこちゃんもいます。来院のストレスが心配な場合は、できるだけ負担の少ない方法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。
ワクチン接種

伝染病混合ワクチン
ワクチン接種によって防ぐことができる伝染病には、死亡率が高く治療が困難なものも存在します。
室内で生活している犬・猫でも、トリミングやペットホテルなどに預ける場合に感染する可能性がありますので、定期的な混合ワクチンの接種をお勧めいたします。
わんちゃんの場合
生後6~8週齢
1回目
3週間後
2回目
3週間後
3回目
1年後以降
年1回
ねこちゃんの場合
生後2ヶ月
1回目
3週間後
2回目
1年後以降
年1回

狂犬病予防注射
狂犬病は、発症すると致死率100%の恐ろしい病気です。日本では年に1回の狂犬病ワクチン接種が法律で義務付けられています。
現在の日本では、狂犬病の発生報告はありませんが、中国や北朝鮮、タイ、ベトナムをはじめとする多くの国で発生しています。
接種対象 | 接種開始時期 |
---|---|
子犬 | 生後91日齢から |
成犬 | 1年に1回の追加接種 |
フィラリア症予防

フィラリア症は、蚊を介して感染する寄生虫による病気で、心臓や肺の血管に寄生し、重篤な症状を引き起こします。予防薬を使わずに感染してしまうと、治療が大変困難になるため、毎月の予防が欠かせません。
フィラリア予防について
- 毎年5~12月に月1回ずつ予防薬を投与
- 投与シーズン前には感染の有無を調べる血液検査を実施
- 病院が苦手なわんちゃん・ねこちゃんのために、できるだけストレスを抑えた方法をご提案します
ノミ・ダニ予防

ノミやダニは、ペットの皮膚に寄生してかゆみや炎症を引き起こすだけでなく、深刻な病気を媒介することがあります。特にダニが媒介する「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」は、人にも感染するウイルス性の病気で、重篤な症状を引き起こすことが知られています。
ペットがダニに噛まれることで、人間も感染するリスクがあるため、ノミ・ダニ予防はペットの健康だけでなく、ご家族を守るためにも重要です。
当院では月1回の予防薬(飲む・塗るタイプ)をご用意し、できるだけ継続的な予防を推奨しています。
避妊・去勢手術

繁殖予定のない犬や猫は、早期に避妊・去勢手術を実施することで子宮・卵巣や、精巣、前立腺などの病気を防ぐことができます。
避妊・去勢手術について気になることがあれば、お気軽に獣医師までご相談ください。
マイクロチップ

マイクロチップは、災害時などどうぶつが迷子になったときにご家族のもとへ戻るための重要な手段です。
首輪や迷子札は外れてしまう可能性がありますが、マイクロチップは体内に埋め込むため、確実に身元を証明できます。
マイクロチップ装着について
- 小さなチップを皮下に埋め込む(痛みはほとんどなし)
- 専用の機械で読み取ると、ご家族の情報が判明
- 犬は義務化されており、猫にも推奨